エンジンの力を後輪に伝えるためにドライブチェーンは大事な役割を持っています。
チェーンのお手入れをした方が色々お得です。
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チェーンの状態確認
先ずは見た目です。
- 油分が付いていますか
- 錆びたりしていませんか
- チェーンを構成している板同士がスムーズに動きますか
- 大きくたるんでいませんか
メンテナンスのひとつの要素として先ずは気にする様にしましょう。
チェーン調整
多くのバイクは後輪の付いている左側にチェーンのたるみの基準値(20〜30mmなど)が書いてあります。この基準値に合わせていくのですが、気をつけたいポイントがあります。
たるみの確認
エンジンは必ず停止している状態で作業して下さい。
たるみを確認する時、前の歯車と後ろの歯車の中央付近を測ります。
この時に手でチェーンを上下に動かして振れ幅を測って下さい。
後輪を回してたるみの度合いが変わらないかも確認して下さい。
変わる様であれば1番たるみの少ないところで測って下さい。
ポイント
この時に誰かに手伝ってもらいたいのですが、バイクにまたがって体重をかけている状態とまたがっていない時の差を確認して下さい。
運転手さんの体重、バイク自体の消耗度合いによってまたがって測った時にチェーンのたるみが全く無くなってしまう様であれば、基準値よりも少し緩めた方がいいと思います。
チェーンの清掃
チェーンは走行中に路面の砂や埃にさらされています。チェーンに塗布しているオイルが多すぎるとオイルに汚れが吸い込まれて抵抗になります。
この汚れを掃除してあげるだけでもチェーンの動きとたるみが大きく変わります。
ポイント
チェーンの張りを調整する前に必ず一度掃除をして下さい。清掃と給油だけでたるみの調整が入らないこともよくありますよ。
給油も塗りすぎると汚れがつきやすくなるので、行きつけのバイク屋さんに給油の状態の判断してもらうのもひとつの方法です。
チェーン調整
メンテナンススタンドやセンタースタンドがあると便利です。
車種によって調整の方法が違いますが、基本的には後輪の車軸(アクスルシャフト)を緩めてから車軸の付近に付いている調整機(チェーンアジャスター)を動かして調整します。終わったら確実に緩めた場所を締め直しして下さい。
ポイント
左右の調整の目盛は必ず合わせて下さい。大きくズレていると燃費が悪くなったり、場合によってはチェーン周りの破損につながります。
車軸だけは何度も締め付けの確認して下さい。