私はバイクに乗り始めたのは決して早くありません。
18歳で、自動車免許をとりました。
学校に通うために50ccのスクーターに乗り始めました。始めは完全に通学の足として購入でした。
そこから友人の影響もあり普通自動二輪免許をとって400ccのバイクに乗換えました。ここからがバイクを仕事にしたいと思ったきっかけです。
数年して自動車販売のお店に就職したのですが、バイクの仕事がしたくて3年で退職しました。
その次はバイク便で2年近く働きましたました。
バイク屋さんで働きたかったのですが、友人の紹介もあってバイクに乗る事が嫌いじゃなかったのでやってみました。
この時期が1番距離を走っていました。1日あたり平均で100〜120kmぐらい走行していたはずです。
整備士の免許も持っているのでメンテナンスは自分でやっていました。
次が今勤めているバイク屋さんです。
車屋さんやバイク便の時期に自分のバイクのメンテナンスはしていましたが、やはり仕事としてお客様のバイクの修理となると知らない事が多かったです。車でしなかった事も多かったです。
バイク屋さんになってからは修理だけ(車屋さんの時は修理だけやれば良かったです。)ではなくバイクの販売やカスタムのお手伝いしたり、ツーリングイベントの企画をするようになりました。
ツーリングイベントがきっかけで大切な仲間に出会いました。
大人になってから出来る友人は貴重です。
仕事の休みの時にみんなでツーリングに出かけたり、お酒を飲みに行ったり楽しかったです。
そんな時にグループの中の一人がバイクの事故で亡くなってしまいました。同じ目的地に別々で向かっていた道中でした。その事故の後、本当にバイクを降りようと思ってました。
ただ彼の奥さんが、「みんなにバイクに乗り続けて欲しい」と言ってくださったのでバイクから降りる事を踏みとどまりました。
バイクに乗り続ける理由
今でも事故を思い出すたびに、バイクから降りたくなります。
でも彼の奥さんの希望に応えたいのと、彼の代わりに乗ってあげたいという想いで乗っています。
あとは、バイクに乗る皆さんに彼のようになってほしくないんです。
彼のようにならない為の方法を考えて、皆さんにお伝えしたいです。
それが私にできる仕事ですし、彼の命を無駄にしたくない。
私に対しての人生の修行です。